床の間のデッドスペース解消!DIYでできる工夫とプロに頼むべきリフォームの境目とは?
和室にある「床の間」を、つい物置代わりにしていませんか?掃除機や季節外れの家電、とりあえず置いた荷物で溢れてしまうと、せっかくの和の空間が台無しです。
「この中途半端なスペースをなんとかしたいけれど、大掛かりなリフォームはハードルが高い」「自分で棚を付けるくらいならできるかも?」と悩む方も多いでしょう。床の間は、少しの工夫で「便利な収納」や「おしゃれなコーナー」に生まれ変わります。
この記事では、自分で手軽にできるDIYのアイデアから、専門の施工業者に依頼すべき本格的なリフォームの判断基準まで、具体例を挙げて詳しく解説します。
1. 自分でできる!床の間を有効活用するDIYアイデア
「まずは安く、手軽にデッドスペースを解消したい」という方におすすめの、初心者でも挑戦しやすいDIY手法です。
つっぱり棒・つっぱり棚で「クローゼット化」
壁を傷つけたくない賃貸住宅や、一時的に収納を増やしたい場合に最適です。
ハンガーラック: 強力タイプのつっぱり棒を渡せば、コート掛けに早変わり。
隠し収納: 手前をロールスクリーンや突っ張り式のカーテンで仕切れば、生活感を完全に隠せます。
置き家具で「書斎・趣味スペース」
床の間のサイズに合うデスクやカラーボックスを配置する手法です。
デスク設置: 床の間の奥行きに合うスリムなデスクを置くだけで、半個室のような集中できるワークスペースが完成します。
オープンシェルフ: お気に入りの本や雑貨を飾ることで、見せる収納として活用できます。
貼って剥がせる壁紙で「イメージチェンジ」
和室の雰囲気を変えたいなら、床の間の背面の壁だけにアクセントクロスを貼ってみましょう。
シールタイプの壁紙なら、DIY初心者でもシワになりにくく、飽きたら元の状態に戻せます。
2. プロに頼むべきリフォームの「境目」とは?
DIYは手軽ですが、内容によっては住宅の構造を傷めたり、逆に使い勝手が悪くなったりするリスクがあります。以下のケースに当てはまる場合は、プロの施工業者に相談するのが安心です。
① 「床の補強」が必要な場合
床の間の床板(とこいた)は、重い家具や大量の本、ピアノなどを置くようには設計されていません。
判断基準: 数十キロ以上の荷重がかかる収納(大型本棚やワードローブ)を作るなら、床下の根太(ねだ)を補強する大工工事が必要です。
② 「扉」を新設して密閉する場合
本格的なクローゼットにするために、折れ戸や引き戸を設置したい場合です。
理由: 扉の枠を垂直・水平に取り付けるには高度な技術が必要です。また、和室特有の「床柱(とこばしら)」や「鴨居(かもい)」との兼ね合いを考えた精密な採寸が欠かせません。
③ 「コンセント」を増設・移設する場合
ワークスペースとして照明を使ったり、掃除機を充電したりするために電源が欲しい場合です。
注意点: 電気配線工事には「電気工事士」の資格が必須です。壁の内側から配線を引く作業は、安全面からもプロに任せるべき領域です。
④ 「床柱」を撤去したい場合
「床柱が邪魔で大きな家具が入らない」というケースです。
重要: 床柱の中には、家全体の屋根や2階を支えている「構造柱」が含まれていることがあります。素人が勝手に切断すると、家の強度が著しく低下する恐れがあるため、必ず構造診断ができる専門家に確認してください。
3. リフォーム費用と手間の比較
DIYとプロへの依頼、それぞれのコスト感を知っておきましょう。
| 項目 | DIY(セルフ) | プロのリフォーム |
| 費用目安 | 1万〜3万円程度 | 10万〜25万円程度 |
| 主な内容 | 既製品の配置、簡易的な棚付け | 内部造作、建具設置、電気工事 |
| 仕上がり | 手作り感が出る、現状復帰しやすい | 隙間なく美しい、耐久性が高い |
| メリット | とにかく安く済む | ライフスタイルに100%適合する |
4. 失敗を防ぐための具体的アドバイス
採寸は「上・中・下」の3箇所で
古い家の場合、床の間の壁が微妙に傾いていることがあります。DIYで棚板を作る際は、幅を上部・中央・下部の3箇所で測り、最も狭いサイズに合わせてカットするのが鉄則です。
湿気対策を忘れない
床の間は外壁に面していることが多いため、湿気が溜まりやすい場所です。DIYでもプロへの依頼でも、奥の壁に調湿建材(エコカラット等)を使用したり、隙間を開けて空気を循環させる工夫をしましょう。
まとめ:あなたの理想に合わせた選択を
床の間のデッドスペースを解消する方法は一つではありません。
「とりあえず荷物を片付けたい」ならDIYで棚を作るのが近道ですし、「一生モノの書斎やクローゼットにしたい」ならプロの手を借りるのが正解です。
まずは、その場所で「どんな毎日を過ごしたいか」をイメージすることから始めてみましょう。
今の床の間がどの程度の重さに耐えられるか、どのような扉が設置可能か、まずはリフォーム会社に無料診断を依頼してみるのがおすすめです。
和室が生まれ変わる!床の間リフォームで理想の空間を作る活用術と費用相場