水回り3点セット・4点セットリフォームの落とし穴とは?単品工事との価格差と失敗しない組み合わせ術


「キッチンやお風呂、トイレも一度に直したほうがお得ですよ!」とリフォーム会社から提案されたことはありませんか?

水回り設備の寿命は重なることが多く、まとめて工事をする「セットプラン」は今やリフォームの主流となっています。確かに単品で依頼するよりも総額を抑えられるメリットがありますが、安さだけで選ぶと思わぬ「落とし穴」にハマってしまうことも少なくありません。

この記事では、セットリフォームの驚きの価格差から、契約前に必ず確認すべき注意点、そして後悔しないための賢い組み合わせ術までを徹底解説します。


1. なぜセット工事は「単品」より圧倒的に安いのか?

水回りを3点(浴室・トイレ・洗面)、あるいは4点(+キッチン)まとめてリフォームすると、バラバラに頼むよりも20万円〜50万円ほど安くなるのが一般的です。その安さの裏側には、明確なコストカットの仕組みがあります。

  • 職人の人件費を大幅カット: 水回り工事には水道、電気、大工、内装など多くの職人が必要です。1日で複数の箇所を並行して作業することで、職人の移動費や出張費を1回分に集約できます。

  • 物流・搬入費の節約: 設備を一度にまとめて配送し、一括で廃材を運び出すため、トラックのチャーター代や燃料代を最小限に抑えられます。

  • 事務・管理コストの低減: 契約書の発行、現場監督の管理、近隣への挨拶回りなどが一度で済むため、会社側の経費も削減され、その分が価格に還元されます。


2. 知っておきたい「セットリフォーム」の落とし穴

価格の安さは大きな魅力ですが、以下の注意点を見落とすと「こんなはずじゃなかった」という失敗につながります。

① 選べるグレードやメーカーの制限

格安のセットプランでは、メーカーが固定されていたり、特定のスタンダードモデルしか選べなかったりすることがあります。「キッチンはA社、お風呂はB社にしたい」といったこだわりを通すと、セット割引が適用外になり、かえって割高になるケースも存在します。

② 「標準工事費」に含まれない追加費用

チラシに載っている「コミコミ価格」には、最低限の工事しか含まれていないことがあります。

  • 配管の移動が必要な場合

  • 既存の床下腐食が見つかった場合の補修

  • 高機能なオプション(浴室暖房や食洗機など)の追加

    これらは別途見積もりになることが多いため、最終的な支払額が跳ね上がるリスクを想定しておく必要があります。

③ 工期中の「生活の不便」が倍増する

すべての水回りを同時に解体するため、数日間は「料理ができない」「お風呂に入れない」「トイレが使いにくい」状態が重なります。近隣の銭湯の確保や食事の準備など、工事中の生活スケジュールを綿密に立てておく必要があります。


3. 失敗しないための「賢い組み合わせ」術

リフォームの満足度を高めつつ、コストパフォーマンスを最大化するための組み合わせのコツを伝授します。

同時施工で「ついで」のリフォームを狙う

お風呂と洗面所は隣接していることが多いため、セットで工事を行うと壁紙(クロス)や床材(クッションフロア)を一気に張り替えることができ、仕上がりの統一感が格段にアップします。また、給湯器の交換もこのタイミングで行うのが最も効率的です。

優先順位を明確にする

「キッチンは毎日長時間立つ場所だから最新の高級モデルに」「トイレはシンプルで掃除がしやすい標準モデルに」といった具合に、予算にメリハリをつけましょう。すべての箇所を最高級にする必要はありません。

現場調査は「全箇所」同時に行う

一部の箇所だけを見て見積もりを出す業者ではなく、床下の配管状況や建物の構造をすべての箇所で丁寧に確認してくれる業者を選んでください。事前調査が不十分だと、工事開始後の追加費用が発生しやすくなります。


4. 業者比較でチェックすべき3つのポイント

セットリフォームを依頼する際は、以下のポイントで業者を比較しましょう。

  1. 「商品代」と「工事代」が分かれているか: 一括表示の業者は、どこでコストが削られているか不透明です。

  2. メーカーとのパイプが強いか: 特定メーカーの特約店などは、セット販売の割引率が非常に高い場合があります。

  3. 保証内容が明確か: 複数の設備を同時に変えるからこそ、それぞれの保証期間やアフターサポートの窓口が一本化されているか確認してください。


まとめ:価格と希望のバランスを見極めよう

水回りセットリフォームは、賢く使えば住まいの快適性を一気に向上させつつ、将来的なメンテナンスコストを大幅に減らせる優れた方法です。

「安さ」だけに目を奪われず、自分のライフスタイルに合った設備が選べるか、信頼できる施工体制かをしっかり見極めることが、成功への一番の近道となります。

まずは「今の生活で不便に感じていること」をリストアップし、セットプランの範囲内でどこまで解決できるか、プロのアドバイザーに相談してみることから始めてみましょう。


水回りリフォームの費用相場を徹底解説!セットでお得に抑えるコツと失敗しない業者選び



このブログの人気の投稿

実家の築35年、リフォームで十分?リノベーションが必要?迷った時の判断基準と寿命の目安