外壁塗装の足場代はいくらが妥当?「屋根工事と同時」で15万円以上浮かせる節約術


「外壁塗装の見積もりを見たら、足場代だけで数十万円もして驚いた」

「この足場費用、もっと安くならないの?」

「近所の工事では『足場無料』と言っていたけれど、本当はお得なの?」

外壁リフォームを検討し始めた際、多くの方が最初に突き当たる壁が**「足場代」**の存在です。実は、外壁塗装の総費用のうち、約2割近くを占めるのがこの足場費用。形として残らないものに大金を払うのは、誰だって抵抗がありますよね。

しかし、足場代の仕組みを正しく理解し、賢いタイミングで工事を依頼すれば、15万円〜20万円単位でリフォーム費用を浮かせることが可能です。

この記事では、外壁リフォームの専門知識を交えながら、足場代の妥当な相場から、住宅メンテナンスのコストパフォーマンスを最大化させる「お宝節約術」までを徹底解説します。


1. 外壁塗装の足場代、相場はいくら?計算式を公開

まず、あなたの家の足場代が適正かどうかを判断するための基準を知っておきましょう。一般的な戸建て住宅(30坪前後)の場合、足場費用の相場は約15万円〜25万円です。

足場費用の計算方法

足場の価格は、以下の計算式で概算を出すことができます。

  1. 足場架面積(足場を立てる面積)を出す

    [(建物の外周 + 8m)× 高さ]

    ※外壁よりも一回り大きく設置するため、外周に8mほど余裕を持たせます。

  2. 足場単価を掛ける

    足場設置+飛散防止ネットの合計単価は、1平方メートルあたり800円〜1,200円程度が一般的です。

見積書に「足場代一式」としか書かれていない場合は、必ずこの面積と単価の内訳を確認しましょう。相場を大きく超えている場合は、その理由(隣地との距離が極端に狭い、3階建てである等)を業者に質問することが大切です。


2. なぜ足場は必要なのか?「無料」という言葉の裏側

「足場代を浮かせるために、はしごで作業できないの?」と考える方もいるかもしれません。しかし、結論から言うと、足場なしの作業は**「品質低下」と「事故リスク」**を招くだけでなく、結果的に損をすることになります。

足場が必要な3つの理由

  • 職人の安全確保: 高所作業での転落事故を防ぎます。労働安全衛生法でも、2メートル以上の高所作業では足場の設置が原則義務付けられています。

  • 施工品質の向上: 安定した足場があることで、職人は両手を使って丁寧に塗装や補修ができます。不安定な姿勢では、塗りムラや塗り残しが必ず発生します。

  • 近隣トラブルの防止: 足場に張る「飛散防止ネット」があるおかげで、高圧洗浄の水しぶきや塗料が近隣の車や壁に飛び散るのを防げます。

「足場代無料」という営業トークに注意

「今ならキャンペーンで足場代を無料にします!」という訪問販売の提案には注意が必要です。足場を組むには専門の職人とトラック、資材運搬のコストが必ず発生します。

「無料」と言いつつ、その分の費用が「塗料代」や「諸経費」に上乗せされているケースが多々あります。総額で比較し、透明性の高い見積もりを出す業者を選びましょう。


3. 【収益最適化】15万円以上浮かせる!「屋根と同時」の破壊力

外壁リフォームにおいて、最も賢い節約術は**「外壁塗装と屋根リフォームを同じタイミングで行うこと」**です。

理由:足場代を「1回分」に集約できる

外壁塗装を今年行い、5年後に屋根の修理を行うと、その都度足場代(約20万円)がかかり、合計40万円の支出になります。

しかし、これらを同時に行えば、足場代は1回分の20万円で済みます。これだけで実質15万円〜20万円の節約になるのです。

屋根・外壁セットで行うメリット

  • 高所の点検が一度に済む: 雨樋(あまどい)の破損や、軒天の剥がれなど、足場がないと見えない箇所の補修もまとめて行えます。

  • 住宅の寿命が揃う: 次回のメンテナンス時期も同じになるため、将来の資金計画が立てやすくなります。

  • 業者との価格交渉がしやすい: 工事規模が大きくなるため、業者側もスケールメリットを活かして値引きを提示しやすくなります。


4. 知らなきゃ損!足場代以外で費用を抑える具体策

足場代以外にも、外壁リフォームのトータルコストを抑えるポイントはいくつかあります。

耐久性の高い「塗料」を選ぶ

初期費用を抑えようと安い塗料(アクリル系やウレタン系)を選ぶと、5〜7年で再塗装が必要になります。一方で、シリコン系やフッ素系、無機塗料を選べば、15〜20年持たせることができます。

「塗装の回数を減らすこと」こそが、生涯で払う足場代を最小限にするお宝キーワードです。

地元の「自社施工店」に依頼する

大手ハウスメーカーや全国展開のリフォームショップは安心感がありますが、下請け業者への仲介手数料(マージン)が30%〜50%ほど乗っていることが一般的です。

地元の自社職人を抱える塗装店に直接依頼すれば、中間マージンをカットでき、同じ予算でもワンランク上の塗料を使用することが可能です。

火災保険や助成金の活用

台風やひょう被害などで屋根や外壁に損害が出ている場合、火災保険の「風災補償」が適用され、足場代を含む修理費用がカバーされることがあります。また、お住まいの自治体で「省エネ改修(遮熱塗装など)」に対する助成金制度がないか、着工前に必ず確認しましょう。


5. 信頼できる業者の見極め方:見積書のここを見ろ!

足場代を適切に計上し、誠実な工事をしてくれる業者を見極めるためのチェックポイントです。

  • 面積が「平米(㎡)」で記載されているか: 「一式」ではなく、正確な計測に基づいた数値が出されているか。

  • 足場の種類が明記されているか: 現在の主流は、揺れが少なく安全な「クサビ式足場(ビケ足場)」です。安価で不安定な「単管足場」になっていないか確認しましょう。

  • 保証内容が明確か: 万が一、足場設置中に壁やカーポートを傷つけた際の損害保険に加入しているかを確認しておくと安心です。


まとめ:賢い選択が、10年後の貯金額を変える

外壁塗装の足場代は、決して「無駄な出費」ではありません。住まいを長持ちさせるための「安全装置」であり「品質維持装置」です。

しかし、その高額な費用を賢くコントロールすることは可能です。

「外壁と屋根をセットで検討する」。これだけで、数年後の家族旅行や将来の備えに回せるはずだった15万円以上の現金を守ることができるのです。

「まだ早いかな?」と思っている時期こそ、情報収集のベストタイミングです。まずは今の住まいの状態をプロに正しく診断してもらい、足場を最大限に有効活用できるプランを立ててみてはいかがでしょうか。


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