玄関交換は1日で終わる?カバー工法のメリット・デメリットと「はつり工法」との違いを徹底比較
「玄関ドアを新しくしたいけれど、何日も家を開けられない」「工事の間、防犯面が心配」と二の足を踏んでいませんか?
かつての玄関リフォームは、周囲の壁を壊す大掛かりな工事が一般的で、数日間の工期と高額な費用がかかるものでした。しかし、最新の「カバー工法」の登場により、今や玄関ドアの交換はわずか1日で完了します。
この記事では、主流の「カバー工法」と、壁を壊す「はつり工法」を徹底比較。それぞれのメリット・デメリットや費用感を知ることで、あなたの住まいに最適なリフォーム方法が明確になります。
玄関ドア交換が1日で終わる理由:カバー工法とは
「カバー工法」とは、今あるドア枠の上に、新しい枠をすっぽりと被せるリフォーム手法です。
なぜ1日で終わるのか?
最大の特徴は、**「壁や床を壊さない」**点にあります。従来の工事で最も時間がかかっていた「外壁の解体」や「タイルの補修」といった工程が一切不要になるため、朝に工事を始めれば、夕方には新しいドアで鍵を閉めることができます。
カバー工法の主なメリット
圧倒的なスピード解決:生活への支障が最小限で、夜間の防犯リスクもありません。
コストパフォーマンスが高い:解体・補修費用がかからないため、総額を大幅に抑えられます。
騒音・粉塵が少ない:大掛かりな解体作業がないため、近隣への気兼ねも少なくて済みます。
カバー工法のデメリットと注意点
非常に便利なカバー工法ですが、事前に知っておくべき「制約」もいくつか存在します。
1. 有効開口部(通路幅)がわずかに狭くなる
元の枠の中に新しい枠を入れる構造上、ドアを開けた時の通路幅(有効開口)が左右合わせて3〜5cmほど狭くなります。車椅子や大型のベビーカーを常用している場合は、事前に通過可能な幅を確認しておくことが大切です。
2. 足元にわずかな段差が生じることがある
既存の下枠の状態によっては、新しい枠を重ねることで足元に1〜2cm程度の段差ができる場合があります。「段差緩和材」を設置することでバリアフリー化は可能ですが、完全なフラットを求める場合は注意が必要です。
3. ドアのサイズや位置は変えられない
枠を再利用するため、「今のドアよりも大幅に大きくしたい」「ドアの位置を右にずらしたい」といった構造に関わる変更はできません。
「はつり工法」との徹底比較:どちらを選ぶべき?
「はつり工法」とは、壁や床の一部を壊して古い枠ごと撤去し、ゼロから新しい枠を取り付ける従来の工法です。
| 比較項目 | カバー工法 | はつり工法 |
| 工期 | 約1日(最短半日) | 約3日〜1週間 |
| 費用目安 | 25万円 〜 50万円 | 50万円 〜 100万円以上 |
| 壁の解体 | なし | あり |
| サイズ変更 | 不可(制限あり) | 自由に変更可能 |
| こんな人におすすめ | 手軽に、安く、綺麗にしたい人 | 間取り変更や大規模増改築をする人 |
はつり工法を選ぶべきケース
基本的にはカバー工法が推奨されますが、以下のような場合は「はつり工法」が必要となります。
玄関の向きを90度変えたい。
片開きドアを大きな引き戸に変更し、開口部を2倍に広げたい。
既存のドア枠が著しく腐食・劣化しており、再利用が不可能な場合。
失敗しないリフォームのためのチェックリスト
後悔しない玄関交換にするために、以下の3点は必ず確認しましょう。
カバー工法対応モデルか確認:各メーカー(LIXIL「リシェント」、YKK AP「ドアリモ」など)から、カバー工法専用の製品が出ています。これらは高い断熱性や防犯性を備えています。
ショールームで「実物」を見る:色味や質感、スマートキーの操作感は写真だけでは分かりません。特に木目調のプリント技術は進化しているため、実物を見ると驚くほど高級感があります。
複数社に見積もりを依頼する:カバー工法は職人の熟練度によって仕上がりの美しさが変わります。施工実績が豊富な会社を選びましょう。
まとめ:これからの主流は「1日リフォーム」
玄関ドアの交換は、今や大掛かりな「建築工事」ではなく、家電を買い替えるような感覚で手軽に行える「設備リフォーム」へと進化しました。
「1日で終わる」というメリットは、共働きで忙しい世帯や、高齢者がいて長期間の工事が難しい家庭にとって、最大の安心材料となります。家の顔である玄関を新しくして、防犯性も断熱性も一気にアップさせてみませんか?
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