吹き抜けをふさぐと快適性が大幅アップ!失敗しない素材選びとリフォームのポイント


吹き抜けは開放感があり、家のデザインとして人気があります。しかし、実際に暮らしてみると「冬が寒い」「冷暖房効率が悪い」「音が響く」といった悩みを抱える人も多く、吹き抜けをふさぐリフォームを検討する家庭が増えています。

ただし、吹き抜けをふさぐリフォームは後から後悔しやすいポイントが多い工事でもあります。
特に「どの素材を使うか」で、断熱性能・防音性・耐久性・費用・見た目が大きく変わります。

この記事では、吹き抜けをふさぐ際に失敗しないための素材選びのコツ・注意点・おすすめの組み合わせを分かりやすく解説します。


■ 1. 吹き抜けをふさぐ素材選びでよくある失敗

まずは、実際に多い失敗例を知っておくことが大切です。

● 失敗① 薄い板だけでふさいでしまう

安いベニヤ板や薄い合板でふさぐと、

  • 冬の冷気が下りてくる

  • 夏は熱気がたまる

  • 床がふわふわして安定感がない

  • 結露が発生する
    など、トラブルになりがちです。

● 失敗② 断熱材を入れなかった

吹き抜けは元々「壁面量が少ない」ため、断熱性能が低くなりがち。
ここに断熱材を入れないと、リフォームの効果が半減します。

● 失敗③ 部屋の音が響くようになった

安価な素材は防音性が低く、
「2階の足音が響く」「1階の音が2階に伝わる」
などの悩みが増えることも。

● 失敗④ 見た目がチープになる

素材の選び方次第で、部屋の雰囲気が大きく変わります。
せっかくのリフォームが「安っぽい天井・床」になってしまうのは避けたいところです。


■ 2. 吹き抜けをふさぐための基本構造

吹き抜けを床に変える場合、一般的には下記の構造になります。

  1. 梁・下地づくり(骨組み)

  2. 断熱材の施工

  3. 床下地(構造用合板)

  4. 仕上げ材(フローリング・クッションフロアなど)

つまり、「何の素材を使うか」で、
・断熱性
・遮音性
・耐久性
・費用
・仕上がり
すべてが変わってきます。


■ 3. 吹き抜けをふさぐ素材の種類と特徴

ここからは、実際に使われる素材ごとのメリット・デメリットを紹介します。


◆ ① 構造用合板(下地材の定番)

メリット

  • 強度が高い

  • 比較的安価

  • 床下地として万能

デメリット

  • そのまま仕上げとして使うと見た目が粗い

  • 防音性は低め

※下地としてはほぼ必須素材ですが、その上に仕上げ材が必要です。


◆ ② フローリング(仕上げ材)

メリット

  • 見た目が美しくリビングに馴染む

  • 耐久性が高い

  • 賃貸・持ち家どちらでも人気

デメリット

  • 素材によって価格差が大きい

  • 防音性は単体では弱い

※防音性を高めるには「遮音マット」とセットで使うのがおすすめ。


◆ ③ クッションフロア(CFシート)

メリット

  • 柔らかく歩きやすい

  • 水や汚れに強い

  • 低コスト

  • デザインが豊富

デメリット

  • 高級感はフローリングに劣る

  • 重たい家具で凹みができることも


◆ ④ フロアタイル

メリット

  • 高級感のある仕上がり

  • 傷に強い

  • デザインの自由度が高い

デメリット

  • 施工に技術が必要

  • 冷たさを感じやすい素材もある


◆ ⑤ カーペット(防音性を高めたい方向け)

メリット

  • クッション性・防音性が高い

  • 冬でも暖かい

デメリット

  • 汚れやダニ対策が必要

  • 湿気が多い家には不向き


◆ ⑥ 断熱材(必須)

吹き抜けをふさぐ場合、断熱材を入れるかで室温が大きく変わります。

一般的に使われる断熱材

  • グラスウール

  • ポリスチレンフォーム

  • 吹き付け断熱

断熱材なしは絶対NG!
冷暖房効率が悪くなるほか、結露の原因にもなります。


■ 4. 部屋の目的別|おすすめ素材の組み合わせ

どんな空間にしたいかで、最適な素材が変わります。


● リビングを広くしたい

フローリング+遮音マット+断熱材
✔ 見た目◎
✔ 防音・断熱バランスが良い


● ワークスペースにしたい

フロアタイル+断熱材
✔ 傷に強く、チェアの移動がスムーズ


● 子ども部屋にしたい

カーペット+断熱材
✔ 防音性・安全性が高い
✔ 冬も暖かい


● 費用を抑えたい

クッションフロア+断熱材
✔ 低コストで掃除しやすい
✔ デザインも豊富


■ 5. 素材選びで必ずチェックすべきポイント

● ① 断熱性能

吹き抜けは上下の温度差が大きいため、断熱材は必須。

● ② 防音性

吹き抜けを床にすると
「2階と1階の音が響く問題」が発生しがち。
遮音マットやカーペットで対策しましょう。

● ③ 湿気対策

断熱不足や薄い素材は結露の原因に。
カビ・クロスはがれにつながるため注意。

● ④ 耐久性

リビングなど使用頻度が高い場所は
「耐傷性・耐久性」を重視。

● ⑤ メンテナンス性

子育て世帯なら、掃除しやすい素材の方がラク。


■ 6. まとめ|吹き抜けをふさぐリフォームは素材選びがすべて

吹き抜けをふさぐことで、

  • 冬の寒さの軽減

  • 冷暖房効率アップ

  • 生活音の改善

  • 使えるスペースが増える
    など、生活がグッと快適になります。

しかし、素材選びを間違えると、
「結露・寒さ・防音トラブル」に直結します。


✔ 最低限押さえるべきポイント

  • 断熱材は必ず入れる

  • 遮音マットで防音対策

  • 床材は用途に合わせて選ぶ

  • 見た目と機能のバランスを考える


吹き抜けリフォームは大きな工事ですが、素材選びをしっかり行えば快適な空間に生まれ変わります。
ぜひ今回のポイントを参考に、後悔のないリフォーム計画を立ててみてください。

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