吹き抜けをふさぐと家の自然光はどれくらい減る?失敗しない光の確保ポイント
「吹き抜けをふさいで空間を増やしたいけど、自然光はどれくらい減るんだろう…」
こんな悩みを持つ方は多いです。吹き抜けは家全体に明るさを届ける重要な役割を果たしているため、安易に塞ぐと1階の光量が大きく減ってしまうことがあります。
この記事では、吹き抜けを塞いだときの光の減少量と、自然光を確保するための工夫を詳しく解説します。
吹き抜けの役割とは?家にどんなメリットがあるのか
吹き抜けは、1階と2階の空間をつなぎ、光や風を取り入れる構造です。
特に家の中心部は窓からの光が届きにくいことがありますが、吹き抜けがあると2階から光を下まで届けることができます。
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リビングを明るく保つ
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空間に広がりを感じさせる
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風の通り道を作り換気にも効果的
このように、単に「見た目の開放感」だけでなく、家の明るさや快適さに直結しています。
吹き抜けを塞ぐと自然光はどれくらい減る?
吹き抜けを塞ぐと、1階に届く光が大幅に減る可能性があります。
一般的な目安としては 30〜50%減少 といわれています。
| 吹き抜けサイズ | 光の減少率目安 |
|---|---|
| 小さめ(4〜5帖) | 約30%減 |
| 中くらい(6〜7帖) | 約35〜40%減 |
| 大きめ(8帖以上) | 約40〜50%減 |
光の減少は家の方角や周囲の建物にも影響されます。
南向きで日当たりが良い場合は減少がやや少なめですが、北向きや隣家に遮られる場合は影響が大きく感じられます。
光を減らさずに吹き抜けを活用する工夫
どうしても吹き抜けを塞ぎたい場合でも、工夫次第で自然光を確保できます。
1. 上部に採光窓を設置
天井や上階の壁に小さな窓を設置すると、吹き抜けを塞ぎながら光を取り込めます。
2. トップライト(天窓)を活用
屋根から直接光を入れる天窓は、1階まで光を届けるのに効果的です。
3. ガラスや明るい間仕切りで仕切る
完全に壁で塞ぐのではなく、ガラスやアクリルを使うことで光を通しつつ空間を分けられます。
4. 室内の色を明るくする
壁・床・天井を白や淡い色にするだけでも、光を反射して家全体を明るくできます。
まとめ
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吹き抜けを塞ぐと1階の自然光は概ね 30〜50%減少
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減少量は吹き抜けの大きさ、家の向き、周囲環境で変わる
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採光窓やガラス間仕切りを使えば、光を確保しながら空間を分けられる
吹き抜けは家の明るさと開放感を生み出す重要な要素です。
塞ぐ前には「どれくらい光が減るか」「他の工夫で明るさを確保できるか」を考えることが、後悔しない家づくりのポイントです。
💡 ワンポイントアドバイス
小さな吹き抜けなら、塞ぐよりもガラスで仕切る方が自然光を保てるのでおすすめです。
大きな吹き抜けの場合は、採光窓や天窓を併用することで1階まで明るさを届けやすくなります。