吹き抜けリフォームでの壁材選びのポイント|断熱・防音・デザインを両立するコツ


吹き抜けをふさぐリフォームを検討しているときに意外と悩むのが、
どんな壁材を使えばいいの?」という点です。

吹き抜け部分をふさぐリフォームでは、単に壁を作るだけではなく
断熱・防音・デザイン性」のバランスがとても重要になります。

この記事では、吹き抜けをふさぐ際に選ぶべき壁材の種類と選び方のポイントを、
失敗しない実例付きでわかりやすく解説します。


吹き抜けリフォームで壁材選びが重要な理由

吹き抜けはもともと“空気の通り道”として設計されているため、
ふさいで壁を作ると熱のこもり方・音の伝わり方・見た目の印象が大きく変わります。

壁材の選び方ひとつで、

  • 室温の安定(断熱性能)

  • 防音効果

  • 室内デザインの統一感

  • メンテナンス性

が変わるため、リフォーム全体の満足度を左右します。


壁材の種類と特徴を比較

壁材の種類 特徴 メリット デメリット
クロス(壁紙) 一般的な仕上げ材。デザイン豊富 コスパが良く施工も早い 汚れ・傷に弱い
珪藻土(けいそうど) 自然素材で調湿性あり 湿気・臭いを吸収し快適 施工コストが高め
漆喰(しっくい) 消臭・抗菌効果あり 高級感が出る 施工に職人技が必要
木材(羽目板・無垢材) ナチュラルな温かみ 見た目が美しく断熱性も高い 湿度による反り・割れのリスク
化粧パネル(樹脂・メラミン) 水や汚れに強い メンテナンスが簡単 質感が人工的になることも
石材調・タイル材 重厚感があるデザイン性 高級ホテルのような仕上がり 重量・コストがかかる

吹き抜けをふさぐ際におすすめの壁材選びポイント

1. 断熱性を重視するなら「石膏ボード+断熱材下地」

吹き抜け部分を壁で仕切る場合、冷暖房効率の改善が目的の方が多いはず。
そこでおすすめなのが、「石膏ボード+断熱材下地」の組み合わせ。

断熱材には以下のようなタイプがあります:

  • グラスウール(一般的でコスパ◎)

  • ロックウール(防音性にも優れる)

  • 発泡ウレタン(気密性が高く、省エネ住宅向け)

これらを壁の内側に入れることで、冬の寒さ・夏の暑さを大幅に軽減できます。


2. 防音・プライバシーを確保したいなら「吸音材入り壁構造」

吹き抜けをふさいで新たに2階の部屋を作る場合、音の伝わりが気になることがあります。
特にリビング上を子ども部屋やワークスペースにするケースでは、防音性が快適さの鍵

吸音材(ロックウール・グラスウール・セルロースファイバーなど)を挟んだ壁構造にすることで、
会話音やテレビ音が1階に漏れにくくなります。

💡ワンポイント:
防音ドア・防音サッシを併用するとさらに効果が上がります。


3. 採光とデザインの両立には「室内窓+ガラス素材」

吹き抜けをふさぐと光が届きにくくなるため、光を通す壁材デザインを取り入れるのがおすすめです。

たとえば、

  • 上部にスリット窓を設ける

  • 壁の一部をガラスブロックにする

  • 透明または曇りガラスの内窓を設置

こうすることで、壁を作っても明るさと開放感を失わずにすみます。


4. メンテナンス性を考えるなら「汚れに強い素材」

小さなお子さんやペットがいる家庭では、汚れやキズへの強さも重要。

おすすめ素材は:

  • ビニールクロス(汚れ防止加工タイプ)

  • メラミン化粧板(拭き掃除がラク)

  • 光触媒塗料仕上げ(抗菌・防カビ効果あり)

これらは見た目の清潔感を長く保てるうえ、メンテナンスコストを抑えることができます。


5. デザイン性を高めたいなら「異素材ミックス」

吹き抜けリフォームでは、「以前より狭く見えない工夫」がポイント。
そのためには、壁を単調にせず素材や質感を組み合わせるのが効果的です。

例えば:

  • 木材×塗り壁(ナチュラルモダン)

  • 石調タイル×間接照明(ホテルライク)

  • 白壁×ブラックフレーム内窓(インダストリアル)

素材のバランスを工夫することで、吹き抜けをふさいでも上質で洗練された印象になります。


吹き抜けをふさぐ壁リフォームの費用目安

リフォーム内容 費用の目安
石膏ボード+クロス仕上げ 約5〜8万円/㎡
漆喰・珪藻土仕上げ 約8〜15万円/㎡
木材・化粧パネル仕上げ 約10〜20万円/㎡
防音・断熱仕様(内窓併用) 約15〜25万円/㎡

※構造補強・電気配線・照明追加がある場合は別途費用がかかります。


施工事例:吹き抜けをふさいだ「壁デザインリフォーム」

事例①:木目×白壁で温もりのあるリビングへ

吹き抜け部分を壁でふさぎ、上部を子ども部屋に。
1階リビングの壁はオーク材の羽目板+白クロスでナチュラルモダンに。
照明を壁面に埋め込み、空間を広く見せる工夫も。

事例②:石調タイルで高級感アップ

リフォーム後の壁をグレー系タイルで仕上げ、ホテルライクな雰囲気に。
吹き抜けの開放感を「質感の高い壁デザイン」で補うことで、
以前より落ち着いた大人の空間に変化。


まとめ:壁材選びで“吹き抜けリフォーム”の完成度は変わる

吹き抜けをふさぐ際の壁材選びは、見た目・快適性・耐久性のすべてに影響します。

ポイントをおさらいすると――

  • 断熱・防音性能を重視して素材を選ぶ

  • 採光デザインで暗さをカバー

  • メンテナンス性とデザイン性の両立を意識する

これらを押さえれば、吹き抜けをふさいでも「暗くない・狭くない・おしゃれ」な空間が実現します。

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