写真査定で「減額」を回避!ブランドバッグを最高額で売るための写真の撮り方
LINE査定やオンライン査定など、手軽な写真査定(仮査定)は大変便利ですが、写真と実物にギャップがあると、実際に宅配買取や店頭買取に持ち込んだ際、提示された金額から大幅に減額されてしまうリスクがあります。
これは、査定士が写真から判断できない**「隠れたダメージ」や「情報不足」**が原因です。
大切なブランドバッグを正直に、かつ魅力的に伝え、高額査定(仮査定)を本査定で維持するために、プロの査定士が注目する**「高額査定を引き出すための写真撮影ポイント」**を徹底解説します。
1. 基本中の基本!「査定環境」を整える
写真を撮る環境を整えるだけで、バッグの**「清潔感」と「高級感」**が劇的にアップし、査定士の第一印象が良くなります。
(1) 明るさとピントの確保
自然光で撮影する: 直射日光が当たらない、窓際などの明るい場所で撮影しましょう。蛍光灯の下や暗い場所だと、汚れや色味が正確に伝わりません。
白背景を推奨: バッグの色や状態が最も正確に写るように、背景は白や無地のシンプルな布、または壁を使用しましょう。生活感のある背景や柄物は避けてください。
ピントを合わせる: 特にアップで撮る際は、スマホの画面をタップして、必ずバッグにピントを合わせましょう。ブレている写真は情報不足と見なされます。
(2) 事前の簡易クリーニング
査定前に、乾いた柔らかい布でバッグ表面のホコリや手垢を拭き取っておきましょう。金属の**ロゴやファスナー(金具)**の指紋や黒ずみも軽く磨くだけで、見た目の印象が大きく向上します。
バッグ内側のゴミやホコリも、掃除機や粘着テープで丁寧に取り除いておきましょう。
2. 減額を防ぐ!「マストで撮るべき」6つの角度
査定士がバッグの状態を完全に把握し、**「これなら現物を見ても減額はなさそうだ」**と判断できるように、最低限、以下の6つの角度の写真を準備しましょう。
撮影角度 | 査定士がチェックするポイント | 撮影のコツ |
① 全体正面 | 型崩れ、全体のツヤや色味、大きな傷の有無。 | バッグ全体が画面いっぱいに収まるように、真横から撮影。 |
② 四隅(角スレ) | 最も使用感が出やすい角スレや擦り切れの程度。 | 四隅すべてを1cm程度までアップで撮影。これを隠すと不信感につながります。 |
③ ハンドル/ショルダー | 黒ずみ、ひび割れ、付け根の劣化。 | 持ち手を広げて、最も触る部分をアップで撮影。 |
④ 内側 | シミ、ボールペンの跡、カビ、ベタつき。 | フラッシュを使い、バッグの底面と内ポケットが鮮明に見えるように撮影。 |
⑤ ロゴ/刻印/シリアル | 真贋(本物であることの証明)や製造番号。 | ブランドロゴ、バッグ内部のシリアルナンバー(製造番号)、金具のブランド刻印などを最大までアップで撮影し、文字が読めるようにする。 |
⑥ 付属品 | 真贋、商品価値の向上。 | ギャランティーカード(保証書)、保存袋、箱、鍵などを1枚にまとめて撮影。特に保証書は型番が読めるように。 |
3. 高価買取を確実にする「付加情報」
写真査定の段階で、バッグに関する付加情報を添えることで、査定額にプラスの影響を与えることができます。
(1) 傷や汚れは隠さず、正直に申告
査定にマイナスとなる目立つ傷や汚れがある場合、それを隠そうとするのは逆効果です。
正直にその部分をアップで撮影し、写真と一緒に**「〇〇cm程度の線状の傷があります」のように詳細な説明**を添えましょう。
減額理由が明確になることで、かえって査定士からの信頼度が上がり、本査定での大幅な減額リスクを下げられます。
(2) バッグの「型番」「素材」「購入時期」を明記
写真に加えて、バッグの商品名(モデル名)、型番(品番)、素材、購入時期をテキストで伝えましょう。
この情報があれば、査定士は現行相場や希少性を正確に判断でき、より強気な仮査定額を提示しやすくなります。
(3) 「保管状態の良さ」をアピール
「非喫煙環境で防湿剤を入れて保管していました」「型崩れ防止に購入時の詰め物を入れたままです」など、保管に対する努力を伝えましょう。
匂いやカビの心配がないことは、査定額アップの重要なアピールポイントとなります。
これらのポイントを押さえた質の高い写真と正確な情報を提供することで、オンライン査定でもあなたのバッグの価値を最大限に引き出すことができます。