【プロの裏側を公開】ブランドバッグの買取額を「あと一歩」引き上げる交渉術


大切に使ってきたブランドバッグ。手放すなら少しでも高く売りたい、査定額に納得して気持ちよく次のステップに進みたいですよね。

しかし、査定士の提示額をただ受け入れるだけでは損をしてしまうかもしれません。実は、査定額には交渉の余地が残されているケースが多いのです。

この「あと一歩」を引き出すためには、感情論ではなく、具体的な根拠とプロの心理をついたテクニックが必要です。

ここでは、査定士が思わず「もう一声」出したくなるような、査定額交渉の具体的な手順と必勝テクニックを徹底解説します。


1. 交渉を始める前の「下準備と知識武装」

交渉を成功させるには、まずあなたが「知識のある売却者」であることを査定士に伝えることが重要です。事前準備を徹底して、交渉の土台を固めましょう。

1-1. 査定額アップの土台作り(査定前の行動)

行動理由と具体的な対策
バッグの状態を整える査定士の第一印象が価格に直結します。表面のホコリや手垢を乾いた布で優しく拭き取り、内側のゴミやホコリも掃除機などで除去。タバコや香水のニオイは、風通しの良い日陰に干して可能な限り取り除きましょう。
付属品を揃えるギャランティカード(保証書)保存袋(布袋)、付属のショルダーストラップなどが揃っていると、「完品」として再販しやすくなるため、査定額がアップする重要な要素です。
相場を知る査定額の交渉において、あなたの希望額が非現実的ではないことを示す根拠になります。フリマアプリや他社のオンライン査定をいくつか利用して、大まかな買取相場を把握しておきましょう。

1-2. 最重要:相見積もり(複数社の査定)

最も強力な交渉材料は、他社の具体的な査定金額です。

  • 最低でも3社以上に査定を依頼し、最も高い査定額を把握しておきましょう。

  • この最高額が、あなたの**「最低ライン」**であり、交渉の起点となります。


2. 査定額交渉の「具体的テクニック」3選

査定士から金額が提示されたら、いよいよ交渉の開始です。ここでは、ただ「上げてほしい」と伝えるのではない、具体的な交渉術をご紹介します。

テクニック①:他社の見積もりを「切り札」にする

査定士が金額を提示した後、「この金額でよろしいですか?」と聞かれたタイミングで使います。

  • 伝え方:

    「ありがとうございます。実は他のお店(A社など)で、〇〇円というお見積もりをいただいていまして…。御社でぜひお願いしたいのですが、この金額よりあと少しだけ頑張っていただくことは難しいでしょうか?」

  • ポイント:

    具体的な他社の金額を提示することで、査定士は「あと少し上乗せすればお客様を逃さずに済む」と考えやすくなります。このとき、他社よりも少し高い金額を目標として伝えると効果的です。

テクニック②:「希望額」を具体的な数値で提示する

査定士から「ご希望額はありますか?」と聞かれた場合や、切り札がない場合は、事前に調べておいた相場に基づいて具体的な希望額を伝えましょう。

  • 避けたい返答:「できるだけ高く」「相場くらいで」

  • 効果的な返答:

    「正直なところ、**〇〇円(相場より少し高め)**ほどを希望しておりました。この金額に近づけていただくことは可能でしょうか?」

  • ポイント:

    希望額を具体的に提示すると、査定士は交渉の着地点を探りやすくなります。ただし、相場とかけ離れた金額を提示すると、交渉の余地がないと判断されるため注意が必要です。

テクニック③:「まとめ売り」や「リピート利用」をアピールする

一点での交渉が難しい場合や、さらに上積みしたい場合に有効なのは、査定士に**「あなたと取引をするメリット」**を感じさせることです。

  • 伝え方(まとめ売り):

    「もし、この金額まで上げていただけたら、他にもまだ使っていない財布や小物がありますので、今日一緒に査定に出しますがいかがでしょうか?」

  • 伝え方(リピート):

    「御社の対応がとても気持ち良いので、もし今回はご希望に近づけていただけたら、今後ブランド品を売る際は必ず御社を利用します。」

  • ポイント:

    査定士は**「複数の商品をまとめて買い取れる」「今後のリピート客を確保できる」**という判断で、価格交渉に応じやすくなります。


3. 査定士の心証を良くする「交渉の態度」

交渉は、機械ではなく「人対人」のコミュニケーションです。金額を吊り上げることばかりに固執せず、良好な関係性を築くことが、最終的な高額買取につながります。

〇 良い心証を与える態度

態度具体的な行動
丁寧な言葉遣い常に謙虚に、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。高圧的な態度や横柄な態度は、査定士の心証を悪くし、交渉が不利になります。
正直な情報開示バッグの状態(購入時期、使用回数、修理歴など)について質問されたら、正直に具体的に伝えましょう。嘘はプロに見抜かれ、信頼を失い、減額につながります。
迷っている姿勢「実は売るかどうか迷っていて…」「この金額なら気持ちよく手放せるのですが」など、売却に迷いがあることを伝えることで、査定士に「今決めてもらいたい」という心理的なプレッシャーを与えることができます。

✖ 査定額を下げるNGワード

査定士から「このバッグはもう使わないんですか?」と聞かれた際などに、**「もう使わない」「いらない」**と答えてしまうと、「安くても売ってくれる」と判断され、交渉の余地を失います。

  • NGワード:「もう使わない」「邪魔になっている」「とにかく安くてもいいから売りたい」

  • 上手な返し方:「まだ使うか迷っている」「保管場所を整理したいので、納得のいく金額であれば手放します」

これらの準備と交渉術を実践すれば、あなたのブランドバッグはきっと、あなたが納得できる最高額で売却できるはずです。

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