買取に出す前に!ブランドバッグの傷や汚れを自分で補修すると査定額は上がる?
大切に使ってきたブランドバッグ、次に使う人のために少しでも良い状態で売りたいですよね。「ちょっとした汚れや傷なら、自分で手入れしたら査定額が上がるかな?」と考えている方もいるかもしれません。
結論からお伝えすると、自己流の補修はかえってマイナス査定になるリスクがあります。
ここでは、なぜ自己補修がNGなのか、そしてプロの視点から見た「査定アップにつながるお手入れ方法」について、詳しく解説していきます。
なぜ自己流の補修はNGなの?
良かれと思ってやったお手入れが、買取価格を下げる原因になることがあります。その理由は、主に以下の3つです。
1. 色ムラや素材の変質リスク
革製品用のクリームやスプレーは、製品によって相性があります。特にブランド品は特殊な素材や加工がされていることが多く、市販のクリーナーを使うことで色ムラができたり、最悪の場合は革が硬くなったりひび割れを起こしたりする可能性があります。
例えば、エナメル素材のバッグに不適切な溶剤を使うと、表面が溶けてベタベタになってしまうことも。
2. プロの修復を妨げる可能性
買取店は、買い取ったバッグを再販する前に、専門の業者にクリーニングや補修を依頼することがほとんどです。しかし、自己流の補修で使った溶剤や塗料が、プロの作業を妨げてしまうことがあります。
無理に汚れを落とそうとして、バッグの奥深くまで汚れが浸透してしまったり、誤った補修で余計な手間やコストがかかるため、その分がマイナス査定につながるのです。
3. 「手を加えられた」という印象を与える
買取店は、できるだけオリジナルの状態に近いものを高く評価します。素人目にはきれいに見えても、プロが見れば「このバッグは補修されているな」とすぐに分かります。不自然なツヤや不均一な色合いは、**「状態が悪いから補修した」**という印象を与え、かえって評価を下げる原因になりかねません。
査定アップにつながる!自分でできる「正しい」お手入れ方法
それでは、買取に出す前にどんなお手入れをすれば良いのでしょうか。それは、「プロの作業を邪魔しない、やさしいお手入れ」です。
1. 表面のホコリや汚れを拭き取る
柔らかい布で優しく乾拭き: バッグの表面についたホコリや手垢は、メガネ拭きのような柔らかい布で優しく拭き取ります。力を入れてゴシゴシ拭くと、傷の原因になるので注意しましょう。
内側の掃除: 内側に溜まったホコリやゴミは、掃除機で吸い取ったり、粘着テープで取り除いたりします。
2. カビやニオイ対策
風通しの良い場所で陰干し: 長期間保管していたバッグは、湿気がこもってカビが生えたり、独特のニオイがしたりすることがあります。直射日光を避け、風通しの良い場所で数時間陰干しをすると、ニオイが軽減されます。
重曹や消臭剤を使う: バッグの中に重曹を入れた布袋をしばらく入れておくのも効果的です。
まとめ:プロに任せるのが一番!
ブランドバッグの買取査定は、**「いかにオリジナルの状態を保っているか」**が最も重要です。自己流の補修やクリーニングで、かえってバッグの価値を下げてしまうリスクは避けたいところです。
NG行為: 汚れ落とし、色付け、傷隠しなど、専門的な知識が必要な補修。
OK行為: 乾拭き、陰干しなど、バッグに負担をかけない簡単な清掃。
**「触らずにそのままの状態」**で買取に出すのが、実は一番高く売るための賢い方法です。買取店は、少々の傷や汚れがあっても、再販するためのノウハウとルートを持っています。
あなたの愛用バッグは、プロの手に委ねることで、本来の価値を最大限に評価してもらえますよ。